天気痛(低気圧)で起きる頭痛に
リングルアイビー
低気圧の時に起こる
頭痛の原因とは?
「雨やくもりの日など天気の悪い日に頭痛が起こる…」
といったことはありませんか?
それは
「低気圧など気圧の変化」が
頭痛の原因かもしれません

どうして
低気圧の時に
頭痛が起こるの?
気圧の変化は耳の奥にある内耳がセンサーとなり自律神経に伝わりますが、この内耳が敏感に反応する人では、少しの気圧の変化で自律神経が乱れてしまい、頭痛などの体の不調が起こりやすくなります。
また、気圧が低くなると、大気から私たちの体が受ける圧力が減少するため、脳の血管が拡張し、まわりの神経が刺激されることで頭痛が起こりやすくなります。
低気圧の時に起こる頭痛の対策は?
規則正しい生活と十分な睡眠、
適度な有酸素運動が自律神経の安定や痛みの閾値向上に寄与します。
気圧変化と同時に脱水が進むと頭痛が悪化することがあります。
特にカフェイン摂取量が多い方は、
意識的な水分補給が予防効果につながります。
また、雨やくもりの日に頭痛が起こりやすいという方は、
天気予報をチェックして、頭痛が起こりはじめたら
早めに市販の鎮痛薬(イブプロフェンやアセトアミノフェンを含むもの)
で対策することも効果的です。

【医師監修】
田中 彩(たなか あや)
千葉大学医学部卒業。産婦人科専門医。日本医師会認定産業医。
インペリアル・カレッジ・ロンドンで公衆衛生学修士号取得。
ハーバード公衆衛生大学院で疫学修士号取得。
女性の視点に寄り添い、すべてのライフステージにおいて心身両面から女性を支えられる医師を志し、産婦人科の道へ。現在は都内の病院やクリニックにて一人ひとりの患者さんに丁寧な診察を心がけている。TBS「林先生が驚く!初耳学」や日本テレビ「THE突破ファイル」などのメディア出演や医療監修、『揺らぐカラダのトリセツ』(学研プラス)の執筆など、多数手がける。