「頭痛」の種類と対処法
私たちを苦しめる頭痛は
大きく3つのタイプに分けられます。
それぞれタイプごとに対処法は異なるので、
自分がどのタイプの頭痛なのかを知り、
的確な方法で対処しましょう。
あなたの頭痛はどのタイプ?
それぞれの原因、症状、
対処法を見ていきましょう。

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Aタイプ締めつけられるような
痛み症状Aタイプの- 頭の後方や両側が痛む
- 重苦しく締めつけられるような痛み
- 肩こりを伴う
- 身体を動かすと楽になる
症状が多かった方 -
Bタイプズキンズキンと脈打つような
痛み症状Bタイプの- ズキンズキンと脈打つような痛み
- 気持ちが悪くなったり吐いたりしてしまう
- 光や音に敏感になってしまう
- 動くと痛みが悪化する
症状が多かった方 -
Cタイプ目をえぐるような
激しい痛み症状Cタイプの- 片側の目の奥が痛む
- 目をえぐるような激しい痛み
- 充血し、涙が出る
- 夜間に痛みで目が覚める
症状が多かった方
緊張型頭痛かも?
緊張型頭痛とは
痛みの原因
精神的な緊張(ストレス)が長く続いたり、同じ姿勢を長時間とり続けていると、頭から首にかけての筋肉がこり、頭痛が起こります。
対処法
肩や首などの痛い部分を温める /身体を少し動かす
日常生活でストレスや疲れをためないようにすることが大切です。
仕事などで長時間同じ姿勢をとり続けたときは、
ストレッチやマッサージをしてこりをほぐしましょう!
片頭痛(偏頭痛)とは
痛みの原因
頭の血管が広がり炎症を起こすと、まわりの神経が刺激されて頭痛が起こります。ただ血管が広がっただけでは、頭痛は起こりません。血管のまわりに腫れ(炎症)をともなうときに頭痛は起こります。血管が広がるきっかけとして、寝不足や眠りすぎ、ストレスなどがあります。
対処法
痛む部分を冷やす /室内を暗くして安静にする
動くとひどくなるのが片頭痛の特徴です。
規則正しい生活を心がけ、寝過ぎ・寝不足・夜更かしを
避けるようにしましょう。
その原因と上手な付き合い方とは?
群発頭痛とは
痛みの原因
はっきりとした原因はまだ分かっていません。目の奥にある太い血管が広がり、そのまわりの神経が刺激され、炎症を起こすことで激しい痛みが起こると言われています。
対処法
酸素吸入(病院での処方が必要です)/薬物療法(病院での処方が必要です)
これは、どちらも病院での処方が必要です。
少しでも気になった場合は早めに医療機関で医師の診療を
受けるようにしてください。
男性に多く見られる頭痛です。
一年のうち決まった時期の毎日決まった時刻に起こります。
頭痛が起こった時には
市販の鎮痛薬で対処することが可能です。
ただし、市販薬を服用しても
症状が改善されない場合は医師に相談しましょう。

【医師監修】
田中 彩(たなか あや)
千葉大学医学部卒業。産婦人科専門医。日本医師会認定産業医。
インペリアル・カレッジ・ロンドンで公衆衛生学修士号取得。
ハーバード公衆衛生大学院で疫学修士号取得。
女性の視点に寄り添い、すべてのライフステージにおいて心身両面から女性を支えられる医師を志し、産婦人科の道へ。現在は都内の病院やクリニックにて一人ひとりの患者さんに丁寧な診察を心がけている。TBS「林先生が驚く!初耳学」や日本テレビ「THE突破ファイル」などのメディア出演や医療監修、『揺らぐカラダのトリセツ』(学研プラス)の執筆など、多数手がける。
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