お悩み解決1問1答 ⽥中先⽣に聞いてみよう! お悩み解決1問1答 ⽥中先⽣に聞いてみよう!
Q29.

生理痛がひどく、
仕事に集中できないときは
どうしたらいいの?

A.

まずは婦人科を受診し病変がないか確認してもらいましょう。

月経困難症は、何らかの原因となる病気があることで起こる「器質性月経困難症」と、原因となる明らかな病気をみとめない「機能性月経困難症」があります。機能性月経困難症の場合、プロスタグランジンの合成を抑制する非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの痛み止めが月経痛に有効です。痛み止めだけでは効果がない場合はホルモン剤治療(低用量ピルや黄体ホルモン剤)などの治療に移ります。ピルや黄体ホルモン製剤に含まれている黄体ホルモンは排卵を抑制し、女性ホルモンの分泌を抑えます。女性ホルモンの分泌が抑えられると、子宮の内膜は厚くなれず、月経量は減り、月経痛が改善します。漢方薬を併用することもあります。一方、器質性月経困難症の場合は、ホルモン剤での治療により、子宮内膜症や子宮腺筋症などの病変を縮小させる効果も期待できます。

田中先生

Doctor’s Profile

田中先生

【医師監修】

田中 彩(たなか あや)

千葉大学医学部卒業。産婦人科専門医。日本医師会認定産業医。
インペリアル・カレッジ・ロンドンで公衆衛生学修士号取得。
ハーバード公衆衛生大学院で疫学修士号取得。

女性の視点に寄り添い、すべてのライフステージにおいて心身両面から女性を支えられる医師を志し、産婦人科の道へ。現在は都内の病院やクリニックにて一人ひとりの患者さんに丁寧な診察を心がけている。TBS「林先生が驚く!初耳学」や日本テレビ「THE突破ファイル」などのメディア出演や医療監修、『揺らぐカラダのトリセツ』(学研プラス)の執筆など、多数手がける。

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