頭痛の予防に生活習慣で
気をつけるべきことは何？

生活習慣を見直すうえでまず重要なのは、規則正しい睡眠リズムを身につけることです。次に、適度な運動も有効です。長時間同じ姿勢で座りっぱなしのデスクワークは、血行が滞り、頭痛が起きやすくなるため、軽いストレッチやヨガ、30分程度のウォーキングなどを取り入れてみるとよいでしょう。また、食事内容にも注意が必要です。チョコレート、チーズ、赤ワインなどには、血管の拡張を引き起こす物質であるチラミンなどのアミン類が含まれており、大量に取ると頭痛を誘発しやすくなります。また、コーヒーや紅茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインに関しても、取りすぎに注意しましょう。

Doctor’s Profile

【医師監修】

田中彩（たなかあや）

千葉大学医学部卒業。産婦人科専門医。日本医師会認定産業医。
インペリアル・カレッジ・ロンドンで公衆衛生学修士号取得。
ハーバード公衆衛生大学院で疫学修士号取得。

女性の視点に寄り添い、すべてのライフステージにおいて心身両面から女性を支えられる医師を志し、産婦人科の道へ。現在は都内の病院やクリニックにて一人ひとりの患者さんに丁寧な診察を心がけている。TBS「林先生が驚く！初耳学」や日本テレビ「THE突破ファイル」などのメディア出演や医療監修、『揺らぐカラダのトリセツ』（学研プラス）の執筆など、多数手がける。