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Q36.

発熱を引き起こす原因は?

A.

発熱の原因として1番多いのが、感染症です。風邪や肺炎、インフルエンザなどが代表的なもので、様々な微生物が体内の様々な部位に侵入した際の生体防御反応が、発熱にあたります。発熱することでウイルスや細菌類の増殖を抑え、体の免疫系を活性化させています。感染した微生物の種類や感染部位を調べるため、血液検査、X線検査などが必要です。
感染症以外の発熱の原因としては、悪性腫瘍、薬剤アレルギー、膠原病などの炎症性疾患などが考えられます。

悪性腫瘍の中では、特に血液系のがんである白血病や悪性リンパ腫などでは、発熱を繰り返す傾向があると言われています。

炎症性疾患の代表としては、何らかの原因で自己の細胞や組織に対する抗体ができ、それが誤って自己を攻撃することで炎症が起こる自己免疫疾患が挙げられます。症状は様々ですが、繰り返す発熱や全身倦怠感、関節の痛みや腫れ、皮膚の異常などが代表的なものにあたります。あらゆる薬剤の投与後比較的に早期に引き起こされる可能性のある薬剤熱は、発熱に加え、皮膚症状や筋肉痛などの症状を併発することがあり、薬剤投与の開始時期と、症状の出現時期を詳細に確認する必要があります。多くの薬剤熱は、原因薬剤を中止することにより改善します。

田中先生

Doctor’s Profile

田中先生

【医師監修】

田中 彩(たなか あや)

千葉大学医学部卒業。産婦人科専門医。日本医師会認定産業医。
インペリアル・カレッジ・ロンドンで公衆衛生学修士号取得。
ハーバード公衆衛生大学院で疫学修士号取得。

女性の視点に寄り添い、すべてのライフステージにおいて心身両面から女性を支えられる医師を志し、産婦人科の道へ。現在は都内の病院やクリニックにて一人ひとりの患者さんに丁寧な診察を心がけている。TBS「林先生が驚く!初耳学」や日本テレビ「THE突破ファイル」などのメディア出演や医療監修、『揺らぐカラダのトリセツ』(学研プラス)の執筆など、多数手がける。

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