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No.54

2025.09.25

頭痛薬の飲み過ぎが頭痛を引き起こす?気を付けたい薬の使い方

頭痛

頭痛薬の飲み過ぎが頭痛を引き起こす?
気を付けたい薬の使い方

頭痛が起こった場合、多くの人が最初に思いつく対処方法は「頭痛薬の使用」ではないでしょうか。病院だけでなく、ドラッグストアなどでも手軽に入手することができるため、いざという時のために常備している人も少なくはないでしょう。しかし、使い方を誤ると、痛みを抑えるはずの頭痛薬が痛みの原因になるケースもあります。本記事では、そんな常備薬としても心強い頭痛薬が原因で起こる頭痛について解説します。

頭痛薬の使い過ぎで「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」に

頭痛薬の飲み過ぎが頭痛を引き起こす?気を付けたい薬の使い方

頭痛が起こった時に薬を飲むのは、いたって普通の行動です。しかし、頭痛薬の飲みすぎが頭痛を引き起こしたり悪化させたりすることがあります。これが「薬剤の使用過多による頭痛」(以下「薬物乱用頭痛」)です。例えば、気候の影響で片頭痛が続き、しばらく頭痛薬を使う回数や量が増えることで発症してしまう場合などがあります。
頭痛薬の使用に慣れている人の中には、自己判断で薬の量を増やす・使用間隔を守らず続けて飲む・まだ痛みがないのに予防的に頻繁に使用するといった使い方をする人がいます。決められた用法用量を守らない内服方法は大変危険です。薬は使い方を誤ると、副作用や思わぬ不調につながることもあります。薬物乱用頭痛を引き起こさないためにも正しく使用しましょう。

「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」の診断基準と治療方法

頭痛持ちで頭痛薬をよく使用するという人は、自分が薬物乱用頭痛ではないか心配になるかもしれません。薬物乱用頭痛は人によって痛みの性質が異なり、ほぼ毎日起こるのが特徴です。痛み以外にも、吐き気・イライラ・集中力の低下がみられる場合もあります。診断基準は次のとおりです。自身の頭痛や薬の使い方をチェックしてみましょう。

  • 頭痛が1ヶ月に15日以上存在する
  • 1種類以上の頭痛薬を3ヶ月以上定期的に月に10日以上内服している
  • 頭痛が起こる原因や疾患が薬剤によるもの以外にない

また、薬物乱用頭痛と診断された場合は治療が開始されます。元々あった頭痛の痛みをコントロールするために別の鎮痛薬を使用したり、乱用している頭痛薬を中止するため離脱症状を管理したりと治療が進められます。

市販薬は危険ではないが使い方に注意

病院で処方される薬は、必要な分のみしか処方されません。しかし、市販薬は基本的に誰でも手軽に購入できるため、自身で適切に管理し正しく使用する必要があります。誤った自己判断で、量や回数を増やしたりすることがないように注意しましょう。正しい容量で頭痛が治まらない場合は、無理せず病院を受診してください。
正しく使えば、頭痛薬は痛みを和らげるのに効果的なお薬です。うまく付き合っていくためにも、薬の使い方には気を付けましょう。

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